自動車整備士の平均年収はどれくらい?

自動車整備士の平均年収は、日本自動車整備振興会連合会が発表した平成30年度版の自動車整備白書によると391万1000円です。平均月収では26万9724円になります。ディーラーと民間の整備工場で給与面に差があり、2018年度ではディーラーの平均年収は466万円であるのに対し、民間整備工場では358万円でした。自動車産業に欠かせない自動車整備ですが、収入は自動車業界の中でも高いとは言えません。

若者の車離れが進み自家用車を運転する方が減っており、整備も最小限でよいと考える方が増えているのが理由になります。車の整備のためにリフトや大型設備が必要になるなど、整備環境を整える維持費が必要になることも給与が高くなりにくい理由の一つです。しかしながら、2014年度の自動車整備士の平均年収は378万円であり、給与額は年々上昇傾向にあります。これは、自動車整備士の人手不足が主な理由です。

車に興味を持つ若者が減少したことにより、なり手が減っているために需要が高まっています。そのため、人材を確保するために待遇や給与の改善が進められています。自動車整備士が高い年収を目指す手段の一つは、ディーラー勤務を目指すことです。ディーラーの方が年収が高い傾向があり、会社の中には成果によって給与が変動する所もあります。

上位の資格を目指すのも良い方法です。特に、1級自動車整備士を取得すると高く評価されるでしょう。資格にはディーラーが独自に設定しているものもあります。このような資格を習得することも、仕事の幅を広げるのに役立ちます。

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